虫が大の苦手です。ゴキブリはもちろん、蚊や蟻なんかでもダメです。
私は社会人数年目にして初めて一人暮らしを始めましたが、一番の不安は「虫」でした。
私が一人暮らしを始めた時期は12月。
寒い時期ということもあり、住み始めて数か月は虫と部屋で遭遇することはありませんでした。
しかし、5月初旬。
本格的な暑さに備えて、小さめの扇風機を部屋に置いたばかりのころです。
自分で購入したコロンとした見た目の扇風機。
「オフホワイトの色がかわいい」なんて思いながら眺めていたら、小さな黒い点が目に入りました。
「ゴミかな」とティッシュを数枚手に取り、あらためて黒の点に目を向けます。
お察しの方もいらっしゃるとおり、黒い点の正体は「赤ちゃんゴキブリ」でした。
ゴキブリと気づいた瞬間のショックは大きいなんてものではありません。
赤ちゃんゴキブリですら家族に処理を頼んでいた筆者。
「このまま放置してしまおう」と一瞬思いましたが「大きくなったら余計に無理だ」と考え直し、手の中にあるティッシュをトイレットペーパーに変え、赤ちゃんゴキブリをなんとか処理しました。
この赤ちゃんゴキブリ事件以降、筆者を悩ませたのが「蜘蛛」
やたら部屋に蜘蛛が出るのです。
大きさは小ぶりではあるものの割と存在感がある「蜘蛛」が白い壁にいるのをよく目撃するようになりました。
「蜘蛛は殺してはいけない」なんて聞きますが、虫嫌いの筆者的には部屋にいてほしくないのです。
一人暮らしを始める際に可能な限りのゴキブリ対策をしていましたが、あらためて虫対策を見直すことに。
見直した結果、ゴキブリが出やすいとされる夏から秋にかけての時期でもゴキブリとの遭遇は0、蜘蛛もすっかり見かけなくなりました。
今回は、筆者が試した虫対策をご紹介します。
虫対策①窓を開けない
春や秋などは窓を開けると風が入ってきて気持ちいいですよね。
部屋の中も換気できるので、積極的に窓を開けるようにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
筆者も一人暮らしを始めて初めての春は、天気がよい日は窓を開けるのが当たり前になっていました。
しっかり網戸をしてあるなら「虫は入ってこないだろう」と安心していたのですが、ある日窓を開けようとしたところ小さな虫が飛び出してきたのです。
それがきっかけで窓は開けなくなりました。
「小さい虫はOK」なら窓を開けることをおすすめしますが、筆者のように「絶望的に虫がダメ」なら窓は極力開けないようにしましょう。
虫対策②洗濯物は室内で干す
「洗濯物は外に干すもの」と考えていらっしゃいませんか。
外で干したほうが乾きやすいですし、太陽を浴びてカラっと乾いたシャツやタオルは確かに気持ちがよいものです。
しかし、外で干した洗濯物を取り込む際、室内に余計なものを持ち込む危険性があります。
それに、洗濯物にセミやカナブンなど虫がついていた経験はありませんか。
取り込む前に気づければよいのですが、気づかず室内に取り込んでしまえば虫も一緒についてきてしまいます。
さらに、洗濯物を取り込む際は窓や網戸を開け閉めすることになりますよね。
時間としては短い時間ではありませすが、夏などの虫の多い時期はその隙に部屋に虫が入ってくることが考えられます。
室内干しでは「乾きくい」「臭いが気になる」という方もいらっしゃると思います。
最近では部屋干し向けの洗濯洗剤が多数ありますので、洗濯洗剤を見直してみるのもおすすめです。
筆者は一人暮らしを始めてから、一度も外干しをしたことがありませんが室内干しをしていて生乾き臭に悩んだことはありません。乾きについてはどうしても外干しには劣りますが「乾かなくて困る」といった経験は今までにないです。
筆者が使っている洗剤・ハイター・柔軟剤一覧
- 洗濯洗剤「アタックZERO」
- ハイター「ワイドハイター EXパワー」
- 柔軟剤「フレアフレグランス」
↓フレアフレグランスはぜひお好みの香りを見つけてご利用ください。
虫対策③ゴミ箱に虫よけを入れる
生ごみの臭いって独特ですよね。
そのため、生ごみをすてるゴミ箱は蓋つきタイプにされている方がほとんどだと思いますが、蓋をしているからこそゴミ箱内にはさまざまな食べ物の臭いが充満している状態。
虫は食べ物の匂いに集まる習性があるので、ゴミ箱への虫対策は意外と重要なのです。
筆者は「アース天然ハーブのゴキブリよけ」をゴミ箱に入れています。
ゴキブリが嫌がる天然ハッカ油が配合されていて、約1ヶ月間ゴキブリをよせつけないようにしてくれるのです。
やさしいミントの香りがするタイプですが、生ごみの臭いと喧嘩することがないのがなにげに嬉しいポイント。
ゴミ箱の虫対策として、コバエよけのアイテムも多数あるようです。
消臭力のものは生ごみ臭対策にもピッタリ。
今度試しそうかな…。
筆者が使っているのはゴキブリよけですが、ゴミ箱周辺にコバエが発生したことはないのでコバエにも効果があるのかもしれません。
生ごみ用のゴミ箱に何も対策をされていないなら一度、ゴミ箱用の虫よけを試されてはいかがでしょうか。
虫対策④空間にスプレーするタイプの虫よけ剤を使用する
筆者は蚊も苦手です。
蚊を見るのも嫌なのに、蚊に異様に刺されるタイプなため蚊は天敵です。
天敵である蚊と同居するなんてもってのほか。
そこで頼っているのが「アースおすだけノーマットロング」です。
1日一回の噴射で蚊を駆除してくれる心強いスプレー。
しかもハエ成虫に対しても、直接噴射すれば駆除効果があるようです。
私は春から秋にかけての季節はできるだけこちらのスプレーを各部屋1プッシュ(広めの部屋は2プッシュ)するようにしています。
虫対策⑤室外機ホースに虫よけキャップ・ネットをつける
引っ越した当初から室外機ホースに虫よけキャップをしていました。
しばらくキャップをしていたのですが、キャップの穴より小さな虫が入ってくるのではと不安になり調べたところ「水切りネット」が有効と判明。
水切りネットが使えると知った筆者は虫よけキャップをしたうえにネットをかぶせるようにしています。
2重の対策をすることでかなり安心できるようになりました。
虫よけキャップはシンプルなものでよければ100円ショップで購入できます。
ネット検索してみると防虫剤入りのものや防音タイプの防虫キャップを見つけました。
どうせなら多機能なものがよいという方はぜひ一度チェックしてみてくださいね。
↓防虫剤入りタイプの防虫キャップ
↓防音効果ありの防虫キャップ
水切りネットは網目が細かいものであること最重要です。
私はもともと使用しているネットをそのまま利用しましたが、網目が粗めのネットを利用されている方はぜひ網目の細かいネットをご利用ください。
↓網目が細かいタイプで使いやすそうです
物件探しの時点でこだわりたいポイントとは
筆者が今住んでいる家は実家と比べて虫が出ません。
筆者の虫対策が効いているとも考えられますが、対策以前に物件そのものや家の周辺環境も影響しているはずです。
現在、引っ越しを検討されている方で「虫が苦手」という場合は下記の点を意識してお家を選んでみて下さいね。
- 2階以上の物件
- 畑や田んぼが近くにない
- 飲食店やコンビニなどゴミが毎日大量に出そうな建物と並んでいない
ちなみに筆者の実家は、一階かつ周辺に畑も田んぼもあります。
実家の周辺で目撃するゴキブリは尋常じゃない大きさ。
わずかな水分でも生きられるといわれるゴキブリですから、畑や田んぼなんてゴキブリが生息するのによい環境なのでしょう。
それだけ大きいなら家の中には入りにくいはずなのですが、実家は一階にあるせいか大きなゴキブリもよく入られていました。
飲食店やコンビニ・スーパーなどが近くにあることはメリットもありますが、隣接しているのは虫対策の面からあまりおすすめはしません。
コンビニが隣にあれば便利と感じる方も多いと思いますが、虫対策の面では注意が必要であることを覚えておいてくださいね。
虫嫌いで一人暮らしをするなら物件選びから慎重に
一人暮らしをするとなると「お金の心配」「防犯対策」「食事」などなど心配・不安なことがたくさん出てくるものです。
一方で「自分だけの空間が持てる」ワクワク感もありますよね。
「ロフト付きがよい」「駅近が良い」「お洒落な物件がよい」「お風呂とトイレは別」などこだわりたい部分は人それぞれあるはずです。
虫嫌いの方は
- 2階以上の物件であるか
- 畑や田んぼが周辺にないか
- 生ごみが発生しやすい飲食店やコンビニ・スーパーなどと隣接していないか
も少しだけこだわってみて下さいね。
いざ生活が始まったら下2点はぜひ意識してみてください。
- 虫を部屋に入れないようにする
- 食べ物や生ごみのにおい対策をする
虫対策をしっかりして、快適な一人暮らしを楽しみましょう。