こんにちは。今日は先日観た【劇場版「鬼滅の刃」無限城編第一章猗窩座再来】の感想を書いていこうと思います。
平日の夜一番最後の上映&第2弾来場者特典配布開始日前日だったのですが、それでもほぼ満席でした。鬼滅映画の勢い・人気を実感。
上映時間155分(2時間35分)と長時間ながらも、背景まで書き込まれた映像や音の立体感、声優陣の演技のすばらしさなどに感動しているうちに「気づいたらエンディング」になっていました。
- 鬼滅は知り合いに借りた漫画を一度だけ読了
- アニメは遊郭編までは視聴
- 映画無限列車編は映画館で見た(1度のみ)
- しのぶさんが大好き
映画冒頭からAimerさんの歌声が!映像と合っていてかっこよすぎる
今回の鬼滅映画で最も楽しみにしていたのが、Aimerさん「太陽が昇らない世界」。
しのぶさん好きですから、もちろんしのぶさんのシーンも楽しみにしていました。しかし結末を知っているが故に「見たいけど見たくない」という複雑な気持ちだったのです。
そういうわけで今回の鬼滅映画で、何の杞憂もなく楽しみにできたのが「Aimerさんの歌が映像美とともに楽しめる」ことでした。楽しみすぎて、「太陽が昇らない世界」(Aimer)を映画を見るまで聴かないようにしていたほど。
SNSで映画の序盤で流れると把握しており、待ち構えていたのですがAimerさんの声が聞こえた瞬間に鳥肌が立ちました。Aimerさんのあの歌いだしは最高です。
曲に感動しているところで炭治郎が話し始めます。当然、キャラクター達の声が優先されますから「Aimerさんの声のみに集中」は難しいです。
冒頭からしのぶさんの勇姿が「美しいのにしんどい」
鬼滅の刃は原作を読んでいるので結末は知ってはいます。しかし、一度のみかつ時間が経過しているため大筋しか覚えていません。
無限城も出来事の順番を覚えておらず、今回の映画も猗窩座戦がメインだとばかり思っていたのですが、まさかのしのぶさんの戦いから幕開け。ざっくり戦闘場面の流れとしては
①しのぶさんVS童磨→②善逸VS獪岳→③義勇&炭治郎VS猗窩座
時間配分としては前半パートでしのぶさんと善逸、後半パートで義勇さん炭治郎、といった感じでしょうか。しのぶさんのシーン、本当にあっという間でした。

しのぶさんとカナエさんのお互いに対する想いは、考えるほど切なくなりました。二人でもっと生きてほしかったですね。そして、しのぶさんはやはり尊い人です。
しのぶさんの声を担当されているのが、早見沙織さん。早見沙織のしのぶさんの声を初めて聞いたとき「しのぶさんがいる」と感じたのですが、今回の演技ももう凄すぎました。



しのぶさんに感情移入しすぎて、童磨に対して終始「なんなのコイツ」と。こんな理不尽なこと許せないと思いました。
しのぶさんに思いを巡らす時間がない駆け足で進む物語
しのぶさんのシーン、映像も声優さんも本当に大満足の素晴らしいものでした。
ただ、展開が早いです。とにかく早い。
しのぶさんの戦闘スタイル的に、速さ・スピード感があるのは納得なのですが、目の前の感動を脳内に浸透させる前に、しのぶさんの最期が訪れてしまうのです。
覚悟をしていたのに、いざあのシーンが来ると大ショック。あまりにもショックで「えっこれで終わり?早すぎない?」と狼狽えました。



あまりのショックで正直、その後の映画の楽しみ方に大きく影響した自覚があります。すでに場面が切り替わっても「しのぶさんが…」と何度も思ってしまったからです。
しのぶさんの名シーンはまだ残っており、物語の構成上仕方がないのもわかっています。それでも「しのぶさんの死を冒頭で描かないで」と思ってしまう自分がいますね。
善逸の戦闘シーンは迫力があって圧巻はされたものの、おじいちゃんのシーンで泣くどころか「おじいちゃん小さくてかわいいな」とか「景色きれいだな」とかちょっと的外れな感想を抱いていました。
炭治郎を守り続ける義勇さんとものすごく喋る炭治郎
善逸の勝利&村田さんのツッコミで若干しのぶさんショックを和らげてもらったところで、、猗窩座戦が突入。
日本のアニメーション、いえufotableの圧倒的な技術力・熱量を感じました。
とにかく1つ1つの書き込み具合が尋常ではなかったです。美しいかつダイナミックな映像美が圧巻的でした。
セリフは多いのですが、キャラクター同士の会話というよりも、心の声がメイン。とくに炭治郎の心の声については解説的な要素を感じました。
義勇さんも「言葉が足りない」イメージの強いキャラクターでしたが、セリフは多いなと。特に今回は「常に炭治郎を気にかけている」「むやみに刀を抜きたくない」など義勇さんの本質が感じられました。不器用な優しい人なんですよね。
社会的弱者への理解がありすぎる狛治の言葉が胸に響く
猗窩座は鬼の中では「まだ話が通じる鬼」な印象で(「煉獄さんの死」に対する言葉は除く)、特に過去に関しては「悲惨すぎる」なと。
今回の映画においても猗窩座の過去シーンは、最も感動的な場面といえるでしょう。
私も狛治と恋雪ちゃんのお互いを想う気持ちに感動したのですが、意外なところで心をえぐられました。猗窩座の人間だったころ、狛治であったころの言葉です。
「貧乏人は生きることさえ許されない」
「病人は謝ってばかり(省略)自分のことは自分でしたいだろうに」



上記の言葉を聞いた瞬間、ドキッとしました。自分がうまく言葉にできなかったこと、気づかないようにしていた想いをストレートに言われた気がしたのです。
狛治は病気のお父さんや恋雪ちゃんの世話がまったく苦ではなかったそう。それは「本人がしたくてもできないから」とちゃんと理解してかつ「できる自分が助ければいいじゃないか」と考えているからではないでしょうか。人を助けられる優しさがある人間だったのですよね。



「やりたくてもできない」「助けてもらうしかなくて居たたまれない」気持ちを理解してくれる人は本当に優しい人だと思います。
狛治と恋雪ちゃん、二人にはずっと一緒にいてもらいたいです。
長時間だけどスピーディー要素ありすぎて繰り返しみるべきかも
書きたいことはまだまだ沢山あるのですが、言葉にするのが難しくすでに散乱気味の文章がさらに散らかってしまうまえにここで一旦、終わりたいと思います。
感じたことを言葉にするのは難しいですね。私の文章力が低いことは大前提としても、映画の内容があまりにも濃すぎるのです。
冒頭にも書いたように、【劇場版「鬼滅の刃」無限城編第一章猗窩座再来】は上映時間155分(2時間35分)という大作。
こんなに長いと途中で飽きるまでは行かなくとも集中力が途切れるのではと予想していたのですが、いざ鑑賞してみると飲食一切なしで尿意すら感じることなく、エンディングを迎えました。終わりを察したときは「本当にもう2時間半も経ったの?」と困惑し、一方で体から力が抜けたのを覚えています。
155分に「余すことなく詰め込んだな」という印象です。作り手の「妥協許すまじ」の圧倒的熱量。



こんなに長時間何かに集中できたのは初めてではないでしょうか。うつになって以降に関しては、間違いなく最も集中した155分間でした。
上映時間155分(2時間35分)と聞くと身構えてしまうでしょうが、ぜひ【劇場版「鬼滅の刃」無限城編第一章猗窩座再来】を映画館で見てみてほしいです。
見どころがありすぎて正直、一回では消化しきれない方が多いのではないでしょうか。すでにリピートしている方がいるのは納得です。
155分もトイレを我慢できる自信がない方へのアドバイス
映画の感想ではないのですが、【劇場版「鬼滅の刃」無限城編第一章猗窩座再来】に臨まれる方にお知らせです。
映画上映前に「ボンタンアメ(2・3個)」食べると最後まで尿意を感じずに鑑賞できるかもしれません
ボンタンアメのほか「大福」や「カステラ」もトイレ対策になると言われています。どれも共通点がなさそうですが、「糖質は大量の水分と結びつきやすい」性質が関係しているようです。
トイレ対策としては、「糖質の塊を摂取する」のが鍵のようですが、大福やカステラなどと比べるとボンタンアメは携帯もしやすく、どこでも食べやすいですよね。



実際私は映画の前にボンタンアメを3個食べたところ、上映中一度も尿意を感じず。同伴者にもボンタンアメを食べてもらいましたが、同じくトイレに立つことはありませんでした。
個人差もあると思うので絶対とは言えませんが「映画の途中でトイレに立ちたくない」方はボンタンアメ、おすすめです。